日本社会臨床学会 第32回総会
開催日・場所
- 日時:
- 2024年7月6日(土)・7月7日(日)
- 会場:
- 滝野川会館(の4階の和室) 〈〒114-8534 東京都北区西ヶ原1-23-3 :
JR線「駒込駅」か「上中里駅」下車〉
- 参加費:
- 3,000円(2日間)、2,000円(いずれか1日のみ参加)、割引あり(学生など半額)
- 交流会参加費:
- 1000円(缶チューハイ&柿の種などの簡素な食事のみで、ひたすらおしゃべりする交流会となります。持ち込み可。)
プログラム
- 7月6日(土)
- 10:00 〜 受付開始
- 10:30 〜 12:00定期総会
- 13:30 〜 16:30記念トーク くるぞ、だめ連。
- 17:30 〜 20:00交流会(そのまま和室にて)
- 7月7日(日)
- 10:00 〜 受付開始
- 10:30 〜 12:30ひきこもり基本法プレ勉強会
- 13:30 〜 16:30シンポジウム はて? インクルーシブ教育
記念トーク くるぞ、だめ連。
- 話題提供者
- 神長恒一(だめ連)
- 司会者
- 勝山実(運営委員)
「いのちの場所問題」と「ポストぺぺ」
勝山実
だめを貫いて30年、『だめ連の資本主義よりたのしく⽣きる』を出版して、再評価されているだめ連の活動から、学び、考え、お
しゃべりし、交流をしましょう。だめ連の名前は知っているけれども、よくは知らないという人のために、神長さんには、自己紹介と
だめ連解説をかねて「だめ連ヒストリー 1992~2024」を最初に語ってもらおうと思っております。「いのちの場所問題」。排除のある社会で、排除のない居場所をつくろうとすれば、「ほかに⾏き場がまったくない⼈た ちがいつもいる場所」になる。トラブルばかり、話し合いばかり、これは⽇本社会臨床学会を含めたすべての〝場〟の問題でもありま す、が、さわやかに、だめに関するあれやこれについて、ぺぺロスから「ポストぺぺ」まで、夢のある話をしましょう。
ひきこもり基本法プレ勉強会
- 話題提供者
- 竹村洋介(近畿大 学・運営委員)
- 勝山実(運営委員)
- 司会者
- 伊藤書佳(運営委員)
ひきこもり基本法プレ勉強会
竹村洋介
2022年に自民党が設立したひきこもり支援議員連盟が、ひきこもりの定義を改め早期介入を可能にする法律案を準備してい
ます。これは日本では中曾康弘が路線を引いた新自由主義の路線に乗ったものです。当事者やその家族会を巻き込む形で成立した
教育機会確保法(不登校対策法)とうり二つです。
この勉強会では不登校対策法の経験を踏まえながら、新自由主義とは何か。土光臨調、臨教審、正規雇用・非正規雇用の分断を
経てひきこもり支援の正体は何かを明かしていきたいと思います。
シンポジウム はて? インクルーシブ教育
- 話題提供者
- 川英友(静岡英和学院大学・会員)
田中洋子(小学校教員・湘南教組)
福田弘美(子供問題研究会) - 司会者
- やまもとたかし(運営委員)
- 伊藤書佳(運営委員)
はて? インクルーシブ教育
伊藤書佳
分離教育が推進される日本では、障害のある子、不登校の子、外国籍の子といった分類によって学校や教室を分け、それぞ
れに「人材育成」をはかろうとしています。2022年に国連から「分離教育を終わらせるように」との勧告が出された後、
この勧告を後押しにして、「インクルーシブ教育の実現を目指す」ことが一層叫ばれる昨今ですが、インクルーシブ教育の実
現を目指すとは、いったいどういうことなのか? 分けないということを大事にしてきた共生共育とインクルーシブ教育はど
う違うのか? 発題者の福田弘美さん(子供問題研究会)、田中洋子さん(小学校教員・湘南教組)、川英友さん(静岡英和学院大学教 員・会員)から、学校や子どもが生活する場の現実と教育制度や教育行政の問題を報告いただき、「学校は生活の場」とか 「シャバでともに生きる」ということの内実、また、人を人材として育成しようとすることじたいの問題などについて考えあ いたいと思っています。多くの会員のみなさまに総会へご参加いただき、議論に加わってくださいますことを願っておりま す。
*参考までに 近隣の宿泊施設としては、「アパホテル〈駒込駅 前〉」「カプセル&サウナロスコ」などがあります。学会では宿泊の手配などはしておりませんので、各宿泊施設へ直接お問 い合わせください。
今総会に関するお問い合せは、以下の連絡先までお願い致します。
- 日本社会臨床学会事務局
- 〒113-0021 東京都文京区本駒込5-46-10 子供問題研究会
- メール:shakai.rinsho@gmail.com