日本社会臨床学会 第33回総会
開催日・場所
- 日時:
- 2025年8月9日(土)・8月10日(日)
- 会場:
- 滝野川会館(の4階の和室)〈〒114-8534 東京都北区西ヶ原1-23-3 :
JR線「駒込駅」か「上中里駅」下車〉
- 参加費:
- 3,000円(2日間)、2,000円(いずれか1日のみ参加)
※割引あり。学生など1500円(2日間)、1000円(いずれか1日のみ参加)
- 交流会参加費:
- 1000円(缶チューハイ&柿の種などの簡素な食事のみで、ひたすらおしゃべりする交流会となります。持ち込み可。)
プログラム
- 8月9日(土)
- 10:00 〜 受付開始
- 10:30 〜 12:00定期総会
- 13:30 〜 16:30記念トーク 「家事労働に賃金を」から「グローバルな女たち のストライキ」へ
- 17:30 〜 20:00交流会(そのまま和室にて)
- 8月10日(日)
- 10:00 〜 受付開始
- 10:30 〜 12:30竹村洋介の夜をぶっ飛ばせ!
- 13:30 〜 16:30シンポジウム 学校外の子どもの分離を考える~児童館・学童保育・放課後等デイサービスなど
を問い直す
記念トーク 「家事労働に賃金を」から「グローバルな女たちのストライキ」へ
- トーク
- 堅田香緒里(法政大
学教員)
- 聞き手
- 伊藤書佳(運営委員)
「家事労働に賃金を」から「グローバルな女たちのストライキ」へ
性差別的な資本主義の構造そのものを批判してきたフェミニズムが、今ではむしろそうした構造を前提とした上で、その中でいか に個人個人の女性が「身を乗り出し(リーン・イン)」、「能力」を発揮すべきかを語るネオリベラル・フェミニズムが主流になりつ つあるという。『生きるためのフェミニズム―パンとバラと反資本主義』の著者である堅田香緒里さんをお迎えし、ネオリベラル・ フェミニズムの惨状を共有するとともに、1970年代に誕生した「家事労働に賃金を」運動とはどんな闘争なのか、「グローバルな 女たちのストライキ」へと名称を変更して続く運動の現在などのお話をうかがいます。ストライキ(賃労働/生産労働の拒否と家事労 働/再生産労働の拒否)と要求について語りあいましょう。
竹村洋介の夜をぶっ飛ばせ!
- DJ
- 竹村洋介(運営委 員)
- 構成
- 勝山実(運営委員)
「竹村洋介の夜をぶっ飛ばせ!」のご案内
日曜朝の解放区、「竹村洋介の夜をぶっ飛ばせ!」と題して、トーク、DJ、悩み相談コーナーと、つまりは深夜ラジオ放送が
やりたい。でもできないから駒込の和室で、座布団のうえにあぐらをかきながら、アニキがあなたに120分間語りかけるので
す。①竹村洋介最終講義、②DJ、③お悩み相談コーナーの三部構成です。大学教員というのは定年退職するにあたって最終講義
なるものをキバってやっているものと思っていたのですが、みんなやれるわけではなく、あれは偉い人だけのもの。最首悟さんは
駒場で「最終抗議」と題してやったという、かっこいい。竹村さんはというと「いつも通り」の授業をして、するっと定年退職し
てしまいました。それはそれでいいのですが、せっかくだから、不登校・ひきこもりからラジオ体操まで、いろいろ研究(?)を
してきた竹村さんの最終講義を開催したい。見ようと思って、見られるものではない。社臨以外、竹村さんにアウトプットする場
はありません。是非この機会をお見逃しなく。DJコーナーは、音楽通の竹村さんに選りすぐりの音楽をかけてもらいます。お悩
み相談コーナーは「大学院に行くべきか問題」と「大学生に〝
思想が強い人だ〟と言われてしまった問題」のふたつを、すでにリスナーから承っております。竹村アニキがリスナーの悩みに答えます、真理を語ります、悩み
はたちどころに解決します。当日会場からもお悩み相談を受け付けますので、もしよければ早起きをして、日曜朝の駒込の和室に
いらしてください。お待ちしております。
シンポジウム 学校外の子どもの分離を考える~児童館・学童保育・放課後等デイサービスなどを問い直す
- 発題者
- 丸子 勉(子供問題研究会)
竹田 友季(障害のある子の保護者)
広瀬 隆士(運営委員)
司会者
やまもと・たかし(運営委員)
学校外の子どもの分離を考える
学校外の時空間でも、子どもたちの能力開発がより一層促され、子どもたちが分けられています。特に個別の「発達支 援」の名の下に、放課後等デイサービスが「障害」のある子たちを「専門的に」担い、その支援によって「障害」のある子ど もたちが、他の地域の子どもたちからさらに切り離されて、子どもたち自身の関係形成がとても困難にさせられています。他 方で児童館や学童保育では、管理責任の強化によって、以前よりも子どもたち(及び児童館・学童職員)にとって解放的な空 間ではなくなりつつあります。政府のガイドラインが掲げる、これらの児童福祉施設・施策の特性である『子どもの健全育 成』・『子どもの最善の利益の保障』という概念、それらの背後にある発達観、遊び・娯楽・習い事・学習・無為も含めて根 本的に再考して、発達支援の実態・専門性(及びそれらに伴う資格制度)を批判的に問い直し、誰もが地域から排除されない 社会のあり方について<共考>したいです。
*参考までに 近隣の宿泊施設としては、「JR東日本ホテルメッ ツ 駒込」「アパホテル〈駒込駅前〉」「カプセル&サウナロスコ」などがあります。学会では宿泊の手配などはしておりませんので、各宿泊施設へ直接お問い合わ せください。
今総会に関するお問い合せは、以下の連絡先までお願い致します。
- 日本社会臨床学会事務局
- 〒113-0021 東京都文京区本駒込5-46-10 子供問題研究会内
- メール:shakai.rinsho@gmail.com